青と黄色というカラオケバンバン既存のキーカラーから離れつつも、BanBanという音を表現したような従来のスプラッシュ的絵柄、そこへグラフティのようなストリートカルチャーの匂いがするグラッフィック要素をミックスし、赤ベースでの新たなロゴ・キーグラフィックが誕生しました。
赤×白という、カラオケ界における鉄板配色に寄せつつも、グラフィカルな要素が挑戦的で、若々しいパワーを感じるデザインに仕上がっています。
サイン計画・デザインにおいて、このエリアの景観条例では、彩度の高い色面の面積的使用上限が定められています。ニュートラルグレーと彩度を抑えたレッドグレーを緻密にレイアウト、細かな面積計算を繰り返し、大きなサインの赤い強さを失うことなく、景観条例の基準のクリアを実現しました。

キーグラフィックを展開させた意匠は、内装の各所にも用いられました。

ビル一棟の店舗で地下1階から8階まであります。フロアによっては男子トイレ・女子トイレのいずれしか無い場合もあり、お客様のフロア移動がほぼ必須です。その際、ご自分のいたフロアが直感的に覚えられるように、フロア毎にキーカラーを変えた意匠展開といたしました。
展開されたキーカラーはエレベーターのドアや、誘導サインなどにも施され、一貫したデザインとなっています。